ミャンマー出身(キーさん)

いまはどんなお仕事をしているのですか?

2018年の8月から、技能実習生サポートの仕事をしています。技能実習生が日本に来るための書類を作ったり、ミャンマー労働省から届く書類を翻訳したりしています。

仕事は、全部が楽しいです。自分が作った書類が審査に通って、実際に実習生が日本に来ることができたときがいちばん嬉しい。はじめは仕事の流れがわからず大変でしたが、先輩に教わりながら楽しく仕事ができています。

日本語はいつから勉強していたのですか?

日本語の勉強を始めたのは、母国の大学で日本語学科を専攻していたとき。日本で最初に住んだのは長崎県です。ミャンマー人の先生がいる短期大学に入りましたが、そのあと東京に引っ越しをして、4年制の大学に入りました。

日本での就職活動はいかがでしたか?

就職活動は、実は苦労しました。学校の就職説明会では携帯販売や不動産会社の説明を聞きました。8社ほどエントリーして、面接に進めたのは5社。でも、1次試験やSPI試験で全て不合格になってしまいました。学校の先生は日本人学生と同じように就職サイトにエントリーする方法を教えてくれましたが、なかなか上手くいきませんでした。ミャンマーに関わる求人を見つけることも難しかったです。

大学には100人以上の留学生がいましたが、そのうち4割くらいは母国に帰ってしまったイメージです。本当は日本で働きたかった友達もたくさんいます。

これから日本で就職したい人へアドバイスをお願いします。

就職の準備は、大学生なら3年生から始めたほうがいいと思います。履歴書の書き方を覚えたり、面接練習をしたり、やることがたくさんあります。あと、学生時代から時間を守ることは気を付けていました。初めての場所に行くときは、15分前ぐらいには着くように心掛けています。時間を守ることは、働くうえでとても大切です。

日本で本気で就職したい人へ。わからないことは、遠慮なく先輩や友達に聞いてください。そして、日本語の勉強は何よりも大切です。最低でもN2合格を目指して、頑張ってください!